PAVLOV'S DOG | ||||
Pavlov's Dog | Pavlov's Dogl | Pavlov's Dog | ||
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Pampered Menial | At the sound of the bell | Third | ||
1975 | 1976 | 1977 | ||
@ Julia A Late November B Song Dance C Fast Gun D Natchez Trace E Theme From Subway Sue F Episode G Preludin H Of Once and Future Kings |
@ She Came Shining A Standing Here With You (Megan's Song) B Mersey C Valkerie D Try to Hang On E Gold Nuggets F She Breaks Like a Morning Sky G Early Morning On H Did You See Him Cry |
@ Trafalgar A I Love You Still B Jenny C It's All For You D Suicide E While You Were Out F Only You G Today I Feel H Painted Ladies I Falling In Love |
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Pavlov's Dog | ||||
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Lost In America | ||||
1990 | ||||
@ Lost in America A A Hardly Innocent Mind B Don't Rain on Me C Not By My Side D Pantomine E Breaking Ice F You & I G All Night H As Lovers Do I Brown Eyes |
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レビュー | ||||
当時キンクリのドラマーだったビル・ブラフォードとロキシーのアンディー・マッケイが参加したアルバムとして、日本で紹介されたバンド「パブロフズ・ドッグ」(そのタイトルも「条件反射」ときたもんだ)。 彼らの参加で一躍注目を浴びることとなった「パブロフの犬」は、その話題性に恥じない圧倒的な独自性を持ったサウンドで僕の魂を揺さぶった。 1曲目から、そのヴォーカル・スタイルにぶっ飛んだ。アメリカン・インディアンの血をひくデヴィット・サーカンプ。彼のこの世のものとは思えないハイトーンな声。そのドラマチックな楽曲に乗せて、この世のよどんだ空気を一変させるかのように歌い上げた。ファースト・アルバムの「ジュリア」がその典型的な曲だ! パブロフの犬は、よくプログレ・バンドとして紹介される。確かにデヴィットの思い入れたっぷりのヴォーカル・スタイルにはプログレ的なアレンジが似合っている。しかし、当時の刹那的な時代精神から生まれた「ロキシー以降のモダーン・ポップ群や俄かに注目を集め始めていたパティ・スミス等のニューヨーク・パンクの流れをくんだアーティスト」だったと僕はそう思う。 お勧めは3枚目までで、4枚目はニュー・ウェーブに乗り損ねた内容で、あまりお勧めできない。 とにもかくにも、最初からセンセーショナルなバンドというのは次の展開が難しいようで、いつのまにか歴史の中に埋没してしまった典型的なバンドだった。しかし、唯一無比の彼らのサウンドは、その後のロックシーンにも名を残すことは間違いない。 |
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